Akiko Hasegawa のすべての投稿

ハセガワアキコ35歳。元・熱血高校教師(体育)。小学校から大学までバレーボールをしていたが、大学時代に怪我をしたせいで実業団での夢を諦め教師の道へ。母校の女子校で体育教師兼バレーボール部の顧問を務めるが、生徒減少の憂き目にあいバレーボール部の廃部。バレーボールだけが生き甲斐だったので廃部が決まった途端に高校教師を務める。充電期間と称して1年半にも及ぶ世界一周旅行をする。旅行後はタイで事務職をしながら、タイ雑貨をはじめとした東南アジアの雑貨を日本向けに輸入販売している。

タイで一番の楽しみ!アナンタラでのエレファントポロ

私がエレファントポロというものを知って以来、約10年が経ちます。そこにはずっと行きたかったですし、行かないわけにはいかないでしょう?そのスポーツは、純粋にバカげた楽しみのように聞こえますが、大義名分があって行われています。

毎年恒例のキングス・カップ・トーナメントは、アナンタラホテルが14年間、スポンサーを続けています。初回はバンコクで行われました。(かつてはアナンタラホアヒンホテルで開催され、今では首都にある、アナンタラリバーサイドホテルという、素敵なホテルで行われています。)この奇妙なゲームの収益を折半するのは、とどまることを知らない数の関係者と、真面目な基金調達者です。トーナメントは、90年代後半にこのスポーツを復活させることを思いついた、ポロのプレーヤー、博愛主義者、そして、スポーツファンの人達といった、出資者の保証に沿うものです。

国際的なプレーヤーは、主にプロのホースポロのプレーヤーです。しかしニュージーランド出身で、ケンカっぱやい、初期のラグビーチーム、オールブラックスや、地元のゲイの人気チーム、タイの象使いの後ろに乗り、象を操る人などです。彼らは2mもの長さのマレットを振り回します。素早さが求められるゲームではありません。しかしプレイヤーが、象の両側から遠くへ傾いて、足に当てることなくボールを叩き落とすのは、妙にエキサイティングです。(タイを訪れ、アナンタラホテルのゲストとして、私はトーナメントに参加しました)。

象の福祉についての明記。ゲームのルールが、すべて太字で書かれ、プリントされています。「象の健康と福祉は、重要事項であり、象の虐待はもっとも重い反則と見なされます」
アナンタラホテルの長期にわたる保護ディレクター、ジョン・ロバーツは、レギュラー審査員として、毎回ゲームに立ち合っています。象が乗り気でないと気づいたとき、彼がゲームを中断させたのを見たことがあります。

エレファントポロは、1回戦の半分が、7分ごとの、2回で構成されています。そして象は、ハーフタイムで交代します。今年のトーナメントでは、20頭の象が使われました。象たちは象使いから借りたものです。さもなければ、象は旅行者のトレッキングキャンプで、毎日10時間から12時間働かされたり、短いチェーンにつながれつづけ、村では十分な食事を与えられないそうです。トーナメントは象にとって、これまでの中でもベストな待遇なのです。1日約28分のフィールドで、
長い休憩を与えられ豊富な食事とメディカルケアを受けられます。象のブランチは、動物が草を食べる長いテーブルにどっさり積まれた、野菜、パイナップル、サトウキビなどです。それはオープニングデイのハイライトの光景です。

初年度以来、トーナメントは、1300万USドル以上でまかなわれています。それらはすべて、アジアと、最近はアフリカの、象の保護プロジェクトにより、徹底的に低コストで考案されました。その中に、自閉症の子供たちへの、エレファント・セラピーなどがあります。

タイのずっと北部にある、ゴールデン・トライアングルで、アナンタラが行ってきた仕事について補足したいと思います。ゴールデン・トライアングルは、ラオスやミャンマーとの国境に位置しています。60部屋のキャンプは、アナンタラ・ゴールデン・トライアングル・リゾートを特徴づける観光スポットです。2003年に、素晴らしいデザインを兼ね添えてオープンし、0.65平方kmの竹の森や、田んぼ、料理教室、豪華なスパ、そして二つのレストランがあります。ほとんど重要ではありませんが、そこの目玉は、毎朝、若い象がロビーを歩いていることです。すべて込みのパッケージには、30頭くらいの動物がアナンタラのエレファントキャンプに住んでいて救出されたという内容のセッションも含まれます。動物たちは象使いと一緒にいて、象使いの暮らしも、キャンプでまかなわれているそうです。

伝統的には、動物とのふれあいは、象使いの訓練という形をとります。ゲストは、象を操る基本のコマンドを学べます。そして、ゲストは旅行者用のひどいかごに座って乗るのではなく、鞍なしで象の方にまたがり、トレッキングに出かけます。象たちがどれだけ賢い動物なのかが、それですぐにわかります。昨年、リゾートは、Walking with Giants experienceという催しを追加しました。それはゲストが、ゆっくりトレッキングに出かけ、象が象らしくしているところ――ありえないくらいたくさんのブランチを食べたり、互いに川の中でじゃれあうのを見られるというものでした。

アンジェリーナ・ジョリーの映画公開!カンボジアでのシーンが満載2

有名なアンコールワット・ストーン寺院は、12世紀の前半に建設されました。

「30万人の労働者と、600頭の象、そして37年の歳月をかけて、約213mの5つの塔、1532の円柱、5kmの堀が建設されました」もう一人のガイドであるMeas Nheanは言いました。彼は、世界七不思議でもあるその場所で、夜明け前の時間帯から、日の出を拝むという内容のツアーを、たびたび開催しています。

「よっぽど上手に隠れない限り、日の出を拝むために、寺院内で一夜をすごすことはできません(笑)そこには伝説があるのです……」近隣のアナンタラ・アンコール・リゾートのジェネラルマネージャー、アンソニー・Borantinは、冗談めかして言いました。アナンタラのラグジュアリーホテルは、シンプルな夜通しプランを提供しています。寺院の探索と、豪華特典込みで200ドルもの安さです。特典には、空港までの送迎、朝食、無料携帯電話貸出、そして活気あふれる街、シェムリアップまでのトゥクトゥクのサービスが含まれています。すべてのサービスには、一日限りのガイドつき寺院巡りツアーと、スパでのトリートメントが含まれています。アナンタラは、寺周辺のエリアに5kmのランニングコースまで用意し、トゥクトゥクがあとからついてきて、タオルと水を運んでくれるというサービスも開始するようです。

どれくらいの期間、訪問者たちが巨大な寺のある地域ですごすかも変わってきています。暑さや湿気にも関わらず、山登りや探索、写真撮影などは、文字通り「サンライズ・トゥ・サンセット(日の出から日没まで)計画」になりえます。なぜならそこには表面上、見たり触れたりできる、終わりなき荒廃があるからです。アンコールワットが、ユネスコの世界遺産として、注目を集める一方、その周辺を含む150以上の寺院が崩壊しています。自転車で訪れることもできますし、ベスパやジープ、レース用の4輪バイクや、馬に乗って来る人までいます。ライトプレーンやヘリコプターでも可能です。浸水した森林や、そこにある小鳥の聖域も、ボートでのアクセスが可能かもしれません。同行するガイドは日給50ドルという安さで雇うことができます。さらに人気の古代の寺院では、数々の現代的な商売が、その周辺で広まっています。ポストカードや、スカーフ、ホイッスル、ガイドブックなど、様々なお土産を売る子供たち。そしてすべてを間に合わせの水のボトル売り場から調達し、そこで待機する、口の達者な携帯小売り販売者がいます。彼らは、アンコールワットの夜明け前の小道を照らすために携帯電話を使うことはあまりありません。しかし携帯で地元のオファーに応え、カフェラテやアイスクリームを運んでくることはあります。ご参考までに、アメリカドルも使えます。

 

アナンタラの資産であるホテルは、シェムリアップ空港からたった数分、そしてアンコール寺院エリアからは20分です。39のスイートルーム、スパ内のヨガやジャグジー、外付けの塩水プールもご用意しています。チ・レストランやバーでは、クメール料理教室も開催しています。

アンジェリーナ・ジョリーの映画公開!カンボジアでのシーンが満載1

アンジェリーナ・ジョリーの新しい映画の、2月のプレミア試写会が、シェムリアップのアンコールで公開されました。「最初に父が殺された」という、ネットフリックス社の映画です。この映画は、カンボジアにセンセーショナルな話題をもたらしました。当映画は、クメール・ルージュの生き残りである、ルオン・ウンの伝記をもとにして制作されました。クメール・ルージュとは、1970年代後半、ポルポト派共産主義政党下による、カンボジアでの大量殺戮事件です。人権をめぐる悲劇で、200万人以上の人が犠牲になりました。

ジェリーはこの映画のシナリオを執筆し、自身の子供を連れて、映画のプレミアに参加しました。2002年に、彼女は、マドックスというカンボジア人の子供を、長男として養子に引き取りました。それは2000年に、この国で撮られた映画、「トゥーム・レイダー」で、彼女がララ・クロフト役を演じ、カンボジアで一躍有名になったあとのことでした。「トゥーム・レイダー」は、2001年に発売された、同タイトルのゲームが原案になっており、1億3千万以上の収益をあげました。

映画では、ジョリーの父親のジョン・ボイドが、クロフト郷役を演じ、また007のダニエル・クレイグがアレックス・ウェイト役を務めました。

「トゥーム・レイダー」で撮影されたジャングルの中の寺は、基本的には既製品のセットです。いまや、年間100万人の旅行者の集団が、アンコールワット寺院と、12世紀の寺院、タ・プロームの探索のツアーで、観光に訪れます。3キロメートル先には、ララ・クロフトが、映画の中であちこち動きまわった、「トゥーム(墓)」があります。訪問者たちは、写真や自撮りをするため、映画に使われた、その周辺のそれとわかる寺院に、行列で並びます。そのスポットは、あるシーンでジョリーが上からなだれ落ちた木、バンヤンツリーのつるのような根が、ジョリーの走った墓の入り口の隣まで伸びているところです。旅行者はしょっちゅう、寺には、正式で、ちゃんとした名前があるにもかかわらず、トゥクトゥク(エンジン付き3輪車スクーターのタクシー)の運転手や、ツアーのオペレーターに、「“トゥーム・レイダー寺”まで連れて行ってくれない?」と、何気なく聞いてくるそうです。

ドラマチックなガイドツアーを用意してくれるPech Vuthyは、ジャングルの寺の人たちは気にしないと言います。

「この地域は『トゥーム・レイダー』のおかげで、より人気になりました」彼は、ジョリーが映画撮影のために、シェムリアップで過ごした二週間のことすら覚えていると言います。「プロデューサーは、寺院で、光線の加減が違うせいで、一日のうちの様々な時間帯に、何度も撮影をしていました。訪問者には、寺院全体ではなく、撮影している場所のみ、入場が閉鎖されていました」

プロダクション会社は、寺周辺の地域を撮影する許可を得るため、この日だけで、一日約2000ドル支払ったそうです。

「ジョリーは滞在中、専属ドライバーたちに、『ポーズを取って写真には写らないから!』と言っていました。幾度となく彼女を見かけましたよ。町の、レッドピアノという店で、ボディガードをつけて、お酒を飲んでいましたね」Vuthyは思い出しながら、語ってくれました。